2025年7月11日金曜日

ジャンクの光造形3Dプリンタを手に入れた



 ハードオフに寄ったのは単なる偶然だった。雨が降っていたし、スーパーの特売も大したものがなかった。つまり僕は、現実世界に対するある種の失望感を抱えて、ジャンク売場へと逃げ込んだわけである。

で、そこで例のブツと出会った。光造形3Dプリンタ。未使用、動作未確認、ジャンク、5500円。 なにそれ、動くの? なにそれ、光るの? プリントって紙じゃないの? 僕の中の理性が叫ぶが、衝動という名のパンダが脳内を横切った瞬間、僕はすでに財布を開いていた。

帰宅後、さっそくセッティング。マニュアルは読まない。読める文字が少ない。付属品は全て入っているようだ。コードを挿し、スイッチを入れる。あとは願うだけだ。 動いた。いや、動いてないかもしれないが、少なくとも反応らしきものはあった。青く光るディスプレイ、無駄に動くプラットフォーム、それらすべてが“未来から来たゴミ”のようで、僕は感動した。

そして今、こうしてブログを始める。名付けて「magpiejunkers」。拾い集めたジャンクと奇妙な創作衝動が、融合と変質を繰り返しながら、レトロとバグとレジンの匂いをまき散らす、そんな工房である。

神よ、できれば次はレーザー加工機をジャンクで恵んでほしい。

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